2013年1月5日土曜日

Item

久しぶりにまとまった時間が取れたので読書。

四角大輔. (2012).『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと 』. 東京: サンクチュアリ出 版.

 本作の内容そのものよりも、NZの永住権を取得し実際に移住した著者の自然観に興味を持って読み始めた。

周囲のノイズを消し、シンプルな人生から得られるクリエイティブな発想や思考法から得られるものを大切にというのがメインアイディアであるように感じた。

何かをモノを購入する際に考えてみたいことが参考になったので以下にメモ。

"そのモノについて、自分は誰かに熱く語れるか?"
"これから得られる'便利さ''と、これを持たない'自由さ'とではどっちが大事か?"  
"「モノを手に入れる」から「自由を一つ失う」へ"   (p. 42)
          "「安いから買う」から「これだから買う」へ" (p. 48)


 確かに周囲にモノが溢れていると、ふと手に取ったモノから感じるインスピレーションであったり、ひらめきのようなものを得られることもある可能性を度外視すれば、整然とされたシンプルな思考を邪魔するノイズになる場合もあるだろう。「断捨離」を斡旋する流行の自己啓発本には目を通したことがなかったので、今回このような背景を持つ著者に興味をもってこのテーマについて考えさせられたのはわりと良かったのかもしれない。つい衝動的に買いに走ってしまって後々使わないじゃないかと後悔したり、似たような不必要のものをストックしてみたり、自分にも何度も買いの失敗経験がある。こういったポイントについて立ち止まって省察する習慣を身に着ければ、もっと能動的で上手なアイテムの選定ができると思う。

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