2012年12月19日水曜日

Teaching Experience

数時間前、非常勤先での最後の勤務を終えた。

振り返れば修士2年の4月からはや一年。

初めて飛び込んだ特殊な環境、修論執筆との二足のわらじに苦戦しながらも、なんとか無事勤務を終えることができた。

お世話になった英語科の先生方、ALT、トップの方々や生徒たちに挨拶をする度に、回顧的に自分を振り返るような感覚に陥った。

「与えられた環境下で自分の力を最大限発揮できただろうか?」

いつもこういった局面でこの発想が頭をよぎって、自分の力不足に顔をしかめることになる。恐らくこれからも自分が教職に就いている限りは何らかの形でこのフェーズを体感し続けるのだと思う。

 最後の5分間は涙が出るのを必死で堪えた。さっきまで明るかった教室が暗い重苦しい雰囲気で満たされているのを感じた。涙もろい子は目に涙を浮かべていた。たった一年、週に一度あるかないかの関わりに涙してくれるくらいには素直な生徒たち。この学校の生徒はあらゆる場面で、本当に純粋だったと思う。感謝の気持ちも深くなる。

 多くの学びがあったし、ここでしか経験できない教職があった。やりがいのある仕事だったと思う。振り返ればあの頃先輩からのオファーを引き受けて本当に正解だった。これから続くであろう教職の中でこの経験がどういった振る舞いを見せてくれるかまだ解らないけれど、これを糧に新しい環境へ再び飛び込んでいきたいと思う。

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